これまでに顧問・経営アドバイスを行ったモデルケースをご紹介いたします。
飲食業
- 【売上】
- 3,500万円
- 【従業員】
- 2人
- 【ストーリー】
- 毎日の営業により、売上が計上される。
売上は、外部要因(天気、多忙期、営業日数等)によって変動する。
日常は、日々の積み重ねにより、月末の支払いに目途をつけ運営しているが、売上が大きく減少した時は、その月の支払いを全て終わらせることができず、翌月に繰り越してしまっている。
その翌月に大幅な増加がなければ常に遅れた支払いになり、さらに売上の減少が生じた場合には、支払いの繰り越しが増大してしまい、所得税、法人税だけでなく、本来預かっているものである消費税の納税もできなくなってしまう。
- 【気付きますか?】
- 売上源泉は掛け算によって構成され、そのためには「客単価×客数(席数×回転率)」を把握すること。
これによって導かれるもが限界の売上である。
又、適正な粗利益を把握し、価格構成に反映しているか。
- 【リスクの把握】
- 現金商売(現金売り)は常に黒字となっていなければ、資金は足りなくなってしまい、負のスパイラル(必要なことにお金を使えなくなってしまう)に陥りやすい。
陥れば、客を待っている商売であり、元に戻すこともできなくなってしまう。
黒字でも資金は少なくなっていることがあり、気付かなければ状況を悪くしてしまう。
- 【対応】
- 売り上げの限界値を把握する資料及びこれに対する達成率の把握。
メニュー作成時に想定した粗利益になっているかの資料
次店舗の開店までに必要な資金を貯蓄できているかの資料。
消費税を別で管理しているか。
- 【結果】
- 毎月の黒字に目を奪われることなく、お店の状況が把握でき、現状に沿った改善ができる。
消費税の納税を計画通りにでき、銀行との取引において支障をきたすことがなくなった。
次の店舗への目標値ができ、目に見える経営に邁進できる。
- 【会計・税務】
- 黒字が先行し、常に税金の支払いと隣り合わせである。
よって(日々の売上)に税金の存在を取り入れたうえで、計画を立てる。
また、黒字だとしても経営者の給与に見合うものを計上し現状を会計として把握する必要がある。
節税をしたくても資金に余裕がなく困難である。